熱化学水素製造法ISプロセス高温硫酸液相環境におけるグラスライニング材の適用性確認試験

  • 岩月 仁
    (独)日本原子力研究開発機構 原子力水素・熱利用研究センター
  • 田中 伸幸
    (独)日本原子力研究開発機構 原子力水素・熱利用研究センター
  • 渡辺 豊
    東北大学大学院工学研究科 量子エネルギー工学専攻
  • 寺田 敦彦
    (独)日本原子力研究開発機構 原子力水素・熱利用研究センター
  • 小貫 薫
    (独)日本原子力研究開発機構 原子力水素・熱利用研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Applicability Test of Glass Lining Material for High-Temperature Acidic Solutions of Sulfuric Acid in Thermochemical Water-Splitting IS Process
  • ネツ カガク スイソ セイゾウホウ IS プロセス コウオン リュウサン エキソウ カンキョウ ニ オケル グラスライニングザイ ノ テキヨウセイ カクニン シケン

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抄録

熱化学水素製造法ISプロセスでは,腐食性の強い硫酸やヨウ化水素酸を高温高圧の環境で取り扱うため,装置材料の選定が重要な課題である.グラスライニング材は,構造強度を有する鋼と耐食性に優れるガラスを組み合わせた有望な候補材料であるが,その適用限界は使用環境条件により左右される.そこでISプロセスの高温硫酸液相環境に対するグラスライニング材の適用性検証を目的として,耐食性を確認するための被覆ガラスを用いた腐食試験と,耐熱性を確認するためのグラスライニング配管を用いた加熱試験を実施した.その結果,グラスライニング材は,十分な耐食性と耐熱性を有する基本的適性があることがわかった.

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参考文献 (21)*注記

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