書誌事項
- タイトル別名
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- Removal of NO3--N and NO2--N with Coffee Grounds by Ion Exchange
- イオン交換能賦与コーヒー豆かす炭によるNO3[-]-NとNO2[-]-Nの除去
- イオン コウカンノウ フヨ コーヒーマメカス タン ニ ヨル NO3 N ト NO2 N ノ ジョキョ
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抄録
本研究は,コーヒー豆かすの再資源化を目的として,コーヒー豆かすの表面をCaCl2により処理し,それらへのNO3−-NおよびNO2−-Nの吸着機構について検討した.その結果,600°Cで炭化処理したコーヒー豆かす炭(CG600)へのNO3−-NおよびNO2−-Nの吸着量は,他の温度で炭化処理したものに比べ,最も高い吸着量を示した.また,吸着時の温度が高いほど増大が認められ,吸着開始24 hで平衡に達した.一方,NO3−-NおよびNO2−-Nの吸着によりコーヒー豆かす炭から塩化物イオンが溶出した.また,吸着等温線はFreundlich式およびLangmuir式に適合した.したがって,CG600表面に賦与された塩素はNO3−-NおよびNO2−-Nとイオン交換していることが示唆された.これらのことから,コーヒー豆かすは,CaCl2水溶液で処理することにより再資源化され,NO3−-NおよびNO2−-Nの除去能を有することがわかった.
収録刊行物
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- 化学工学論文集
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化学工学論文集 36 (4), 293-298, 2010
公益社団法人 化学工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204513216000
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- NII論文ID
- 10027040838
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- NII書誌ID
- AN00037234
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- ISSN
- 13499203
- 0386216X
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- NDL書誌ID
- 10788651
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可