酸素を伴う二酸化硫黄の吸収による亜硫酸イオンの生成におよぼす温度の影響

  • 澁川 卓実
    室蘭工業大学大学院工学研究科物質工学専攻
  • 大平 勇一
    室蘭工業大学大学院工学研究科応用理化学系専攻
  • 小幡 英二
    室蘭工業大学大学院工学研究科応用理化学系専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Temperature on Production of Sulfite by Absorption of Sulfur Dioxide with Oxygen
  • サンソ オ トモナウ ニサンカ イオウ ノ キュウシュウ ニ ヨル アリュウサン イオン ノ セイセイ ニ オヨボス オンド ノ エイキョウ

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抄録

排ガスに含まれるSO2による亜硫酸塩の生成を目的として,工場排ガスを模した酸素を含有する混合ガスを用いてSO2の吸収実験を行った.SO2吸収によって生成する亜硫酸イオン濃度と硫酸イオン濃度をHPLCで測定し,それらの生成比率について温度288–333 Kで検討した.その結果,pHが6以上の吸収液にSO2を吸収させた場合,温度に関係なくほとんどが硫酸イオンになるが,吸収液のpHが4付近になると亜硫酸塩を生成する.pHが4未満の吸収液でSO2吸収を行う場合,温度303 K以下では亜硫酸イオンが生成するが,温度333 Kでは硫酸イオンが生成する.

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参考文献 (26)*注記

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