生徒実験用「ばねの弾性エネルギー測定装置」及び「エネルギーの原理実験装置」の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Apparatus for Student's Experiment : Measuremcnt of Elastic Energy and Experiment on Energy Principle

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説明

ばねの伸びを読み取れる目盛りを付けた摩擦の少ない押しばね秤を開発した.この押しばね秤を使って,2本のガイド棒で導かれた錘りを真上へ打ち上げ,ばねの弾性エネルギーを錘りを押し上げる仕事に変換し,錘りの打ち上がった高さとばねの伸びの関係を実験で調ぺ,「ばねの弾性エネルギーを測定する装置」を工夫した.又,台車を発進させ,台車の得た運動エネルギーと台車がしてもらった仕事の関係を明らかにし,「エネルギーの原理を直接実験して導ける装置」を開発した.ばねが錘りを打ち上げる高さはばねの伸びの2乗に,又ばね定数に比例していることが実験から導けた.同様にして,台車の得た速度の2乗はばねの伸びの2乗に比例し,台車の質量に逆比例していることを実験から導くことができ,台車の運動エネルギーの増加はしてもらった仕事に比例することを導くことができる.又,2台の力学台車にそれぞれ開発した装置を乗せ,2物体の衝突時における「作用反作用の法則」の検証実験にも応用することができる.

収録刊行物

  • 物理教育

    物理教育 28 (3), 160-164, 1980

    日本物理教育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204514621440
  • NII論文ID
    110007489056
  • DOI
    10.20653/pesj.28.3_160
  • ISSN
    24321028
    03856992
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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