書誌事項
- タイトル別名
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- A Case Having West Syndrome after Status Epilepticus
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説明
てんかん重積状態の2カ月後にWest症候群を発病した1例を経験した。発作問欠時脳波では、てんかん重積状態の約1カ月後に多焦点性の棘波が出現、2カ月後にはヒプスアリスミアを呈するようになり、それとともにepileptic spasmsが出現した。West症候群発病時のMRI (magnetic resonance imaging) では両側前頭葉を中心とした軽度の脳萎縮が出現、発作間欠時SPECT (single photon-emission computed tomography) でも両側前頭葉の血流低下が見られた。発作はビタミンB6投与によって消失した。West症候群発病前の精神運動発達は正常であったが、その後軽度の言語発達遅滞が出現してきている。生後11カ月のてんかん重積状態がWest症候群の発病に寄与した可能性が考えられた。
収録刊行物
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- てんかん研究
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てんかん研究 17 (3), 173-179, 1999
一般社団法人 日本てんかん学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204516110592
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- NII論文ID
- 10016100712
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- NII書誌ID
- AN10043823
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- ISSN
- 13475509
- 09120890
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可