連続円筒引き上げ法による表面張力の測定

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タイトル別名
  • Measurement of Surface Tension by Means of Continuously Pulling up Cylinder
  • レンゾク エントウ ヒキアゲ ホウ ニ ヨル ヒョウメン チョウリョク ノ ソクテイ

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説明

液を切らずに表面張力を測定する,連続円筒引き上げ法を開発した。円筒が液に浸っている場合も含めて,液面の上下の範囲で表面張力が求められた。円筒はステンレス製で,外径24.46mmで厚さ0.27mmであった。円筒は,4規定の硫酸で腐食処理され,親水性にされた。また,円筒の水平調整機構が開発された。試料液面昇降時の振動を避けるため,2つの10ml注射器が使用された。それらは医療用のパイプで接続され,作動液として水が用いられた。試料の最大昇降距離は26mmで,最小昇降距離は0.001mmであった。円筒と水の重さは電子天秤で測定された。水温が16.85℃の時の水の表面張力は(72.0±0.1)×10^<13>N/mで,相対誤差は0.5%であった。

収録刊行物

  • 物理教育

    物理教育 53 (2), 113-118, 2005

    日本物理教育学会

参考文献 (15)*注記

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