拘束条件のある物体系の内力のする仕事

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タイトル別名
  • Work Done by Internal Forces in a Multi-Component System with Constraint
  • コウソク ジョウケン ノ アル ブッタイケイ ノ ナイリョク ノ スル シゴト

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抄録

高校物理で,拘束条件のある物体系に対して,力学的エネルギー保存を説明するためには工夫が必要である。各物体が異なる方向に運動する過程で,内力が各物体に仕事をする場合,特別な状況でないと,これらの仕事が打ち消し合うとは限らない。この事情は,全運動エネルギーが内力×相対変位だけ変化し,相対変位は拘束条件にしたがうことに着目すると,高校数学の幾何ベクトル(有向線分)の知識で簡単に理解できる。

収録刊行物

  • 物理教育

    物理教育 63 (2), 104-107, 2015

    日本物理教育学会

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