配向ポリマー壁で囲まれた強誘電性液晶の層構造変化(表示記録用有機材料およびデバイス)

書誌事項

タイトル別名
  • Smectic Layer Deformation of Ferroelectric Liquid Crystal Sandwiched between Polymer Walls with Anchoring
  • 配向ポリマー壁で囲まれた強誘電性液晶の層構造変化
  • ハイコウ ポリマーヘキ デ カコマレタ キョウ ユウデンセイ エキショウ ノ ソウ コウゾウ ヘンカ

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抄録

ポリマー壁とポリイミド配向膜によって囲まれた、微小な配向空間内の強誘電性液晶のスメクティック層構造について検討した。ポリマー壁は、ラビング方向に平行で、配向膜に対して直立しており、分子配向した光硬化性モノマーのパターン露光により形成された。偏光顕微鏡による液晶の組織観察から、2つのポリマー壁の間隔の減少に伴い、液晶のスメクティック層が、従来の表面安定化強誘電性液晶で見られる厚み方向の折れ曲がり(シェブロン構造)から、面方向の折れ曲がりに遷移することが分かった。層構造は、配向膜と配向ポリマーのアンカリング効果の優位性によって決まると考えられる。

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参考文献 (11)*注記

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