LED照明の発熱に対する放射冷却技術の開発について

Bibliographic Information

Other Title
  • LED照明の発熱に対する放射冷却技術の開発について(第9回赤外放射の応用関連学会年会)
  • LED ショウメイ ノ ハツネツ ニ タイスル ホウシャ レイキャク ギジュツ ノ カイハツ ニ ツイテ

Search this article

Description

東日本大震災による原子力発電所の大事故により、電力の大幅な供給不足に陥り、各方面に対して強く節電が求められている。そこで通常の十分の一から五分の一程度の節電可能なLEDが注目されているが、LEDは熱に弱く、約80℃で素子の劣化が起こり、性能が低下し、寿命時間も著しく短くなる。このLEDの冷却に関し、強制あるいは自然対流熱伝達による冷却法では、LED装置そのものが比較的狭い空間に設置されている場合がおおく、それらによる冷却効果を十分に期待することは難しい状況にある。そこで本研究は、LEDとの共鳴波長帯を含み、分光放射率が高く、熱抵抗が小さく、かつ耐熱温度が高い電磁放射体(Aprm放射体・商品名)を開発し、その実験を行ったものである。その結果、Aprm放射体の塗布によるLED電球に対する冷却効果は未塗布の場合よりも20%以上増大し、LED蛍光ランプにおいては2倍以上その冷却効果の増大を得ることができた。

Journal

  • ITE Technical Report

    ITE Technical Report 36.5 (0), 7-11, 2012

    The Institute of Image Information and Television Engineers

References(5)*help

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top