巨大磁気抵抗効果を用いたスピン流アシスト効果の検出(ヘッド・スピントロニクス,一般)

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タイトル別名
  • Detection of the spin current assisted effect using the giant magneto-resistance effect
  • 巨大磁気抵抗効果を用いたスピン流アシスト効果の検出
  • キョダイ ジキ テイコウ コウカ オ モチイタ スピンリュウ アシスト コウカ ノ ケンシュツ

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抄録

強磁性体俳磁性体/強磁性体の擬スピンバルブ3層膜において、一方の強磁性体が共鳴する周波数のマイクロ波を印加してスピンポンピング由来のスピン流を生成し、そのスピン流によるスピントランスファートルクをもう一方の強磁性層に作用させる実験を行った。巨大磁気抵抗効果を利用することにより、マイクロ波印加に伴う各強磁性層の保磁力の変化を調べた。保磁力のマイクロ波周波数依存性を調べた結果、磁化を共鳴させた磁性層にマイクロ波アシスト磁化反転による保磁力低減効果が見られた。これに対し、スピン流が注入された先の強磁性層の保磁力は、スピンポンピング由来のスピン流が最も大きく生成される周波数で極小となることがわかった。

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