スマートフォン画像と空中写真を用いた視覚障碍者向け横断歩道抽出方式に関する検討(セッション2,学生研究発表会)

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Detection Method of a Pedestrian Crossing for Visually Impaired Persons Using a Mobile Photo and Corresponding Aerial Photo with a Smartphone
  • スマートフォン画像と空中写真を用いた視覚障碍者向け横断歩道抽出方式に関する検討
  • スマートフォン ガゾウ ト クウチュウ シャシン オ モチイタ シカクショウガイシャムケケ オウダン ホドウ チュウシュツ ホウシキ ニ カンスル ケントウ

この論文をさがす

抄録

視覚障碍者が路上にある横断歩道位置を認知して横断することは困難である.離れた場所から横断歩道の正確な位置や方向を安全に知る方法が必要である.本研究では,普及が進んでいるスマートフォンのカメラを用いて横断歩道を撮影し,スマートフォン上で特徴抽出やマッチング処理などの画像処理を行うことで,横断歩道の位置方向を取得して利用者に情報を伝達する道路横断支援システムについて検討した.障害物による遮蔽などに対処するため,GPS機能とGoogleMapAPIサービスを併用する.撮影写真と位置座標に基づいて取得した空中写真の双方を用いて画像処理,画像認識を行うことにより,撮影での認識不良を補い撮影視点から横断歩道までのより正確な位置と方向の検出を検討した.二値化による減色・エッジ抽出・ハブ変換による直線抽出といった画像処理技術を用いて,横断歩道の存在や方向の判定を行う.125枚の画像を用いた実験の結果,音声案内開始まで約6秒,63%の正答率を得た.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ