往復身体運動と直交する視覚刺激の同時呈示により仰臥観察者が知覚する自己運動の方向(視聴覚の基礎と応用,マルチモーダル,感性情報処理およびヒューマンインフォメーション一般)
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- 櫻井 研三
- 東北学院大学教養学部
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- 久保寺 俊朗
- 東京大学大学院総合文化研究科
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- GROVE Philip M.
- School of Psychology, The University of Queensland
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- 坂本 修一
- 東北大学電気通信研究所
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- 鈴木 陽一
- 東北大学電気通信研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Perceived direction of self-motion from real somatic motion and orthogonally directed visual stimulation for supine observers
- 往復身体運動と直交する視覚刺激の同時呈示により仰臥観察者が知覚する自己運動の方向
- オウフク シンタイ ウンドウ ト チョッコウ スル シカク シゲキ ノ ドウジ テイジ ニ ヨリ ギョウガ カンサツシャ ガ チカク スル ジコ ウンドウ ノ ホウコウ
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説明
これまで我々は,正立した観察者に左右か前後の往復身体運動(前庭覚)とそれに直交するオプティカルフロー(視覚)を組合せて同期呈示すると,知覚される自己運動の方向は前庭覚情報と視覚情報のそれぞれに含まれる運動方向の中間値となり,視覚刺激の強度が高くなるにつれ,視覚情報の運動方向に近づくことを明らかにしてきた.ここでは,観察者はモーター駆動のブランコに仰臥して身体座標系の上下か左右の往復身体運動を経験しながら,ブランコと同期した直交方向に往復運動するオプティカルフローをHMDで観察する条件を調べた.オプティカルフローは左右,上下,拡大縮小(前後)のいずれかで,観察者は聴覚キューに合わせて,ロッドポインティングにより知覚された自己運動方向を報告した.上下か左右の身体運動が左右か上下のオプティカルフローと組み合わされた場合,観察者は先行研究と同様に,前庭覚と視覚の両者の中間値を知覚し,視覚刺激の強度が高くなるにつれて視覚情報により特定される運動方向に近づいたことから,両者の重みづけ結合が示唆された.しかし,拡大縮小のオプティカルフローと組み合わされた身体運動では,視覚のみか前庭覚のみに依存した判断を示した観察者が存在し,二者択一の処理が行なわれていることを示唆した.身体座標系と重力座標系の不一致が,我々の先行研究と全く同様の結果が今回得られなかった理由のひとつと考えられる.
収録刊行物
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- 映像情報メディア学会技術報告
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映像情報メディア学会技術報告 35.51 (0), 1-4, 2011
一般社団法人 映像情報メディア学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204529061504
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- NII論文ID
- 110009328316
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- NII書誌ID
- AN1059086X
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- ISSN
- 24241970
- 13426893
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- NDL書誌ID
- 023411313
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可