スーパーハイビジョン衛星放送システムのためのMMTによるアプリケーション伝送方式(学生・若手発表および一般)

書誌事項

タイトル別名
  • MMT-based Application Transmission Scheme for Super Hi-Vision Satellite Broadcasting Systems
  • 記念講演 スーパーハイビジョン衛星放送システムのためのMMTによるアプリケーション伝送方式
  • キネン コウエン スーパーハイビジョン エイセイ ホウソウ システム ノ タメ ノ MMT ニ ヨル アプリケーション デンソウ ホウシキ

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抄録

2018年の実用放送を目指しているスーパーハイビジョン衛星放送の多重方式として,MPEGで規格化が完了し,放送と通信を利用したハイブリッド配信が容易に実現可能であるMMT (MPEG Media Transport)を用いることが想定されている.MMTを利用して放送サービスを実現するためには,さまざまな制御信号を規定する必要がある.そこで,現行のデジタル放送で使用している番組配列情報を可能な限り再利用するための移行案を示した.また,新たに必要となる制御信号について提案を行った.スーパーハイビジョン衛星放送においても,映像音声に加えてデータを伝送し,現行のデジタル放送同様のサービスを行うことが求められる.そこで,伝送方式としての要件を整理し,MMTによるアプリケーション伝送方式を提案した.さらに,その提案方式を他の方式と比較するとともに,シミュレーションにより性能評価を行った.その結果,Media Processing Unit (MPU) modeのMMTプロトコルがアプリケーション伝送に適していること,現行のデジタル放送と同様の繰り返し伝送が行えること,2つの管理テーブルが制作時と伝送時のディレクトリ構成を分離するための機能を果たしていること,伝送パケットの最大サイズを増やすことで取得時間が短くなること,を示した.

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