個人同定秘匿を維持した段階的な情報開示の可能性(キャラクタ・セキュリティ(ポスター),映像表現・芸術科学フォーラム2015)

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タイトル別名
  • A study on phased information disclosure with personal identification concealment by image
  • 個人同定秘匿を維持した段階的な情報開示の可能性
  • コジン ドウテイ ヒトク オ イジ シタ ダンカイテキ ナ ジョウホウ カイジ ノ カノウセイ

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抄録

情報を従来よりもはるかに大きな枠組みの中で共有することが可能になった現代社会において,プライバシの問題に関する議論は盛んに行なわれるようになってきている.著者は,まず,近代における情報とプライバシやその取り扱いについて整理し再考することによって,現代日本社会におけるプライバシという概念が,自己情報コントロール権を基にして認識されていることを述べる.そして,自己情報コントロール権の実現の手段として,段階的情報開示手法を検討する.これは,同定不可能な状態を維持しつつ,可能な限り情報開示を行なうことによって,データ主体による自己情報コントロール権行使の選択の幅を広げることが目的である.

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