筋肉蛋白質の代謝回転(第1報)

  • 船引 龍平
    東京大学農学部農芸化学科 岩手大学農学部農芸化学科
  • 神立 誠
    東京大学農学部農芸化学科

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on the Metabolic Turnover of Muscle Proteins. Part I
  • DL-フェニルアラニン-3-C14 チュウシャ ゴ ノ シロネズミ キンニク タンパクシツ ブンカク ノ ヒ ホウシャノウ ノ ケイジテキ ヘンカ
  • Changes in Specific Activities of Muscle Protein Fractions of Rats injected with DL-Phenylalanine-3-C<sup>14</sup>
  • DLーフェニルアラニソ-3-C<sup>14</sup>注射後の白ネズミ筋肉蛋白質分画の比放射能の経時的変化

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説明

白ネズミにDL-フェニルアラニン-3-C14を腹腔内注射後, 16時間, 11日, 21日に肝臓蛋白質,筋肉蛋白質,ミオシン,アクチン,サルコプラスム蛋白質,筋肉コラーゲンをとり,フェニルアラニンの比放射能を測定した.<br> (1)代謝回転率が肝臓に近い分画が筋肉蛋白質中に含まれる.<br> (2)筋肉コラーゲンの代謝回転率は極めて低い.<br> (3)ミオシン,アクチンの比放射能-時間曲線は単純な指数函数曲線で示されない.<br> (4)筋肉蛋白質分画の代謝回転率を算出するには,前駆体と代謝回転の型が考慮される必要がある.

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