福祉・介護分野におけるロボットの実現に向けて

書誌事項

タイトル別名
  • For Fruition for Wellfare and Nurcing Care Robots
  • フクシ カイゴ ブンヤ ニ オケル ロボット ノ ジツゲン ニ ムケテ

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説明

ユーザの意図や状況、環境に対応した行動支援 (ガイド・サポート) 機能を有するロボットを実現するためには、ユーザ意図理解技術、知識獲得・学習技術、マルチモーダルな入出力機構をもつヒューマンインタフェース技術、障害物を検知し回避するセンシング技術、屋内外を問わず不整地でも安全に走行する移動技術、人間の操作と同等のマニピュレーション技術などを今後10~20年の間に開発していく必要があろう。また、ユーザの意図・行動予測など高度化した人間工学的技術に基づき、ユーザ特性に基づく真のニーズの把握、生活や行動特性に立脚した精度の高い機能要件を抽出することで、実用的で有効性の高いロボット開発につながると期待される。特に、高齢者や障害者の自立的な行動や積極的な社会参加を支援するロボットの実現は、福祉・介護分野において大きく期待されることである。

収録刊行物

  • 人間工学

    人間工学 43 22-28, 2007

    一般社団法人 日本人間工学会

参考文献 (5)*注記

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