ジオポリマーの研究開発の現状

書誌事項

タイトル別名
  • Current State of Geopolymer Research
  • ジオポリマー ノ ケンキュウ カイハツ ノ ゲンジョウ

この論文をさがす

抄録

<p>ジオポリマーは水ガラス等のアルカリシリカ溶液とフライアッシュ等のアルミナシリカ粉末の縮重合反応で生成される固化体であり,ポルトランドセメントと同等またはそれ以上の性能を有する材料として近年関心が高まっている。ジオポリマーの特徴は,CO2排出量の大幅削減,フライアッシュ等の産業副産物の大量消費,重金属や放射性廃棄物の固定など多岐にわたる。一方,固化メカニズムの解明,セメントコンクリートの代替として用いる場合は施工性の改善や耐久性に関するデータの蓄積などが必要である。本稿では,ジオポリマーの使用材料や固化メカニズム,期待できる効果と当面の課題を説明したうえで,強度や耐久性などの基礎物性,国内外の研究の現状や実用化の例を紹介した。</p>

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 55 (2), 131-137, 2017

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ