都市における児童・青少年・ホームレスの居場所と環境構造特性

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タイトル別名
  • The relationships between minority behavior and regional environments as places where they can be themselves

抄録

本研究では,児童・青少年・ホームレスを対象に,彼らの居場所における行動と物理的・社会的環境との関わり方を異なる4つの研究領域から捉え,そこで明らかになった問題点をふまえ都市における社会的弱者の居場所構築に関する考察を行った。その結果,①居場所施設には排他的な側面があること,②そのため屋外への居場所創出を試みる少年達が少なくないこと,③そうした居場所創出を可能とする物理的・社会的環境として目的的・計画的ではなく状況に応じて自由に利用出来る環境が必要であることなどが明らかになった。屋内を中心とした居場所施設の構築のほかに,屋外における自主的活動による居場所創出を妨げない環境整備が必要だと思われる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204546327680
  • NII論文ID
    130006730510
  • DOI
    10.20803/jusokennen.30.0_263
  • ISSN
    24239879
    09161864
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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