書誌事項
- タイトル別名
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- Is it possible to clarify the low risk group of gastric cancer by serum pepsinogen levels?
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説明
血清ペプシノゲン値による胃疾患の低危険群の設定が可能かどうかを人間ドック受診者において同日に施行した内視鏡検査との対比により検討した。低危険群のカットオフ値として, [A] I/II比≧5.0, [B] I/II比≧5.0かつペプシノゲンII≦10ng/mlの2つを仮定した。カットオフ値 [A], [B] 陽性例では, 大部分で萎縮性胃炎は認めず, 中等度胃粘膜萎縮は非常に低率であり, 高度胃粘膜萎縮例は全くなかった。また, カットオフ値 [A], [B] 陽性例では, 胃癌, 胃腺腫例は1例も認めず, 過形成性ポリープ, 消化性潰瘍の割合も低かった。さらに, カットオフ値 [A], [B] 陽性例では, ヘリコバクターピロリ抗体陽性率も低かった。これらの成績から, 血清ペプシノゲン値により胃癌の高危険群の集約のみならず, 胃疾患の低危険群の設定も可能と考えられた。
収録刊行物
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- Journal of Gastroenterological Mass Survey
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Journal of Gastroenterological Mass Survey 37 (4), 417-422, 1999
一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204547118080
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- NII論文ID
- 130003359660
- 10005247907
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- NII書誌ID
- AN00312000
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- ISSN
- 21867313
- 02876132
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可