書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of pressure stimulation at a site hemodynamically close to human forearms
- ゼン ウデブ エ ノ トッキ オウアツ シゲキ ニ ヨル キンボウブ ヘモグロビン ドウタイ ニ オヨボス エイキョウ
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説明
【目的】皮膚への軽微な突起押圧刺激が近傍部ヘモグロビン動態に及ぼす影響を検討した。 <BR>【方法】対象は健康成人10名とした。 測定は近赤外線分光法を用いて、 両側前腕の酸化ヘモグロビン、 総ヘモグロビンを測定し、 刺激前後で比較した。 刺激は右前腕に突起付きのテープを貼付した。 左前腕部には対照としてテープのみを貼付した。 <BR>【結果】突起押圧刺激を行った右前腕部では、 刺激前と比べて刺激後10分において酸化ヘモグロビンの有意な増加 (P<0.05) を認めた。 しかし、 テープのみを貼付した左前腕部には有意差を認めなかった。 総ヘモグロビンの動態においては左右ともに有意差を認めなかった。 <BR>【結論】酸化ヘモグロビンの動態が突起押圧刺激により増加したことについては、 軸索反射により末梢血管が拡張し、 血流 (血液量) が増加したものと考えられる。 長期間の貼付した場合更なる効果の増大が見込まれ、 局所循環の改善に有効であることが示唆された。
収録刊行物
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- 全日本鍼灸学会雑誌
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全日本鍼灸学会雑誌 60 (1), 48-53, 2010
公益社団法人 全日本鍼灸学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204548803584
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- NII論文ID
- 10031188676
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- NII書誌ID
- AN00315097
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- ISSN
- 1882661X
- 02859955
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- NDL書誌ID
- 10610068
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可