気象・波浪条件が白波被覆率に及ぼす影響
Abstract
海洋観測塔においてサンプリング間隔1秒で海面デジタル画像を取得し, 600枚の画像の平均値として精度の高い白波被覆率の算定を行った.海面撮影と同時に気象および波浪観測も行い, 気象・波浪条件に対する白波被覆率の依存性について検討した.白波被覆率の値はオーダー的に他の研究者のものと一致し, 高風速領域では海上風速ひ10の約3乗に比例して増加する.同じひ10に対しては, 大気の不安定性が強い場合, 波浪が減衰期にある場合の方が, 白波被覆率が相対的に大きくなることがわかった.また, 白波被覆率は風波のみが卓越する場合の方が, うねりが存在する場合に比べて相対的に大きくなることが明らかとなった.
Journal
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- PROCEEDINGS OF COASTAL ENGINEERING, JSCE
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PROCEEDINGS OF COASTAL ENGINEERING, JSCE 51 51-55, 2004
Japan Society of Civil Engineers
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Details
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- CRID
- 1390001204549261312
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- NII Article ID
- 130003807811
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- Abstract License Flag
- Disallowed