気象・波浪条件が白波被覆率に及ぼす影響

DOI
  • 津守 博通
    日本学術振興会九州大学大学院総合理工学府大気海洋環境システム学専攻
  • 杉原 裕司
    九州大学大学院総合理工学研究院流体環境理工学部門
  • 古寺 大悟
    国土交通省八代河川国道事務所
  • 吉岡 洋
    愛知県立大学情報科学部地域情報科学科
  • 芹澤 重厚
    京都大学助手防災研究所災害観測実験研究センター

Abstract

海洋観測塔においてサンプリング間隔1秒で海面デジタル画像を取得し, 600枚の画像の平均値として精度の高い白波被覆率の算定を行った.海面撮影と同時に気象および波浪観測も行い, 気象・波浪条件に対する白波被覆率の依存性について検討した.白波被覆率の値はオーダー的に他の研究者のものと一致し, 高風速領域では海上風速ひ10の約3乗に比例して増加する.同じひ10に対しては, 大気の不安定性が強い場合, 波浪が減衰期にある場合の方が, 白波被覆率が相対的に大きくなることがわかった.また, 白波被覆率は風波のみが卓越する場合の方が, うねりが存在する場合に比べて相対的に大きくなることが明らかとなった.

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Details

  • CRID
    1390001204549261312
  • NII Article ID
    130003807811
  • DOI
    10.2208/proce1989.51.51
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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