フェリーADCPデータからの連続的な残差流成分の推定
Abstract
フェリーに設置されたADCPによる流向流速観測は, 広範囲かつ定期的に実施できるため優れている. しかし, 夜間や荒天時には観測できないため, データが不連続となり, 通常の調和解析では不連続な残差流しか推定できない. 本研究では東京湾口のフェリーで観測されているADCPデータに対し赤池ベイズ型情報量基準 (ABIC) を適用し, 連続的な残差流を推定した. その結果, ABICを用いることで毎日12時間欠測のあるデータからも, 欠測の無いデータからと大差ない残差流が推定できることが分かった. また, 東京湾口での1ヶ月平均の残差流は冬にエスチュアリ循環型, 秋に中層貫入型であり, 海水交流量は秋に最も大きいことが分かった.
Journal
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- PROCEEDINGS OF COASTAL ENGINEERING, JSCE
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PROCEEDINGS OF COASTAL ENGINEERING, JSCE 53 916-920, 2006
Japan Society of Civil Engineers
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204549478656
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- NII Article ID
- 130003992091
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed