長崎県五島・有福湾における 「潮通し」 設置による海水交換促進

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抄録

長崎県新上五島町に位置する有福湾は3つの島を堤防道路で連結して形成された閉鎖性の強い湾である. 同湾は漁港としての利用のほか養殖漁業が盛んであり, ここ数年来赤潮が発生するとともに, 養殖・蓄養魚の艶死が問題となっている. 地元自治体では, その対策として, 堤防道路の一部を開削して 「潮通し」 を設け, 海水交換を促進して湾内の水質環境を改善しようと計画している. 本論では, 有福湾周辺海域の流動特性を把握するための現地調査の結果を述べ, これに基づく 「潮通し」 規模と海水交換量の関係および新たな湾内流動に関する数値シミュレーションによりその効果を検討する.

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  • CRID
    1390001204550007936
  • NII論文ID
    130003991564
  • DOI
    10.2208/proce1989.52.1131
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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