判別分析を用いた定性的汀線変動予測とその予測精度に関する考察

  • 加藤 茂
    豊橋技術科学大学工学教育国際協力研究センター
  • 竹内 麻衣子
    豊橋技術科学大学大学院工学研究科建設工学専攻
  • 青木 伸一
    豊橋技術科学大学工学部建設工学系
  • 栗山 善昭
    (独法) 港湾空港技術研究所海洋・水工部漂砂研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of Morphological Change behind Submerged Breakwater Analyzed Using Shoreline Prediction Model and Empirical Orthogonal Function Analysis
  • テイセン ヘンドウ モデル ト ケイケンテキ コユウ カンスウホウ オ モチイタ センテイ ハイゴ ノ チケイ ヘンカ ノ ケントウ

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抄録

本研究では, 判別分析による定性的な短期汀線変動 (堆積/侵食傾向) の予測を試みた. 判別分析では目的変量として汀線位置の変動傾向 (堆積: +, 侵食:-), 説明変量として沖波波浪のエネルギーフラックス, 平均潮位, 前回の汀線位置を用いた.その結果, 波崎海岸での汀線変動には長期的な堆積傾向が含まれているため, その影響が少なく, かつ汀線変動の定性的傾向と説明変量との対応関係を把握できる間隔, 期間のデータを用いることで, 80%以上の予測的中率が確保できることが明らかとなった.また, 説明変量や使用するデータの間隔, 期間などの選定方法を検討することにより, 予測的中率の向上が見込まれる.

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