荒天時の屈折波浪場の解析

抄録

荒天時の波浪場をXバンドレーダで観測し, 屈折プロセスに着目して解析を行った. 卓越周波数, 波数, 波向の岸沖分布を求め, 屈折状況を調ベた. 先ず, 観測結果と線形の屈折解析の結果を比較し, 観測された波向の変化について考察し, 線形理論で説明可能な範囲を示した. 位相速度の非線形効果と流れが屈折に及ぼす影響を調べ, それぞれの波向の変化に与える影響を検討した. 二つの卓越周波数があり, それぞれの入射角が顕著に異なる時間帯のデータを解析した. 屈折が周波数毎に生じていることを確認した. 線形の分散関係式を用い, 沿岸方向に一様な地形と沿岸流のみが存在するとして, 海底地形の概形と流れの分布を推定した.

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  • CRID
    1390001204551827840
  • NII論文ID
    130003991914
  • DOI
    10.2208/proce1989.53.141
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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