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- 山野 恒一
- 大阪市立大学大学院医学研究科発達小児医学
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説明
未熟脳は成熟脳に比べてけいれんを起こし易いが, けいれんによる海馬錐体細胞死は起こりにくい.ラットを用いた研究では錐体細胞死はけいれんの強さによってネクローシス, アポトーシスの形態を示した.また, けいれんによって成熟脳と未熟脳では炎症性サイトカインの発現が異なり, 未熟脳で海馬損傷が惹起されないのは, これらのサイトカインの産生母体であるグリアの未熟性に起因していると考えられた.錐体細胞死後に形成されたグリオーシス領域で反応性アストロサイトにエストロゲン受容体やIL-1β, IL-6の発現が認められ, これらの物質がてんかん発症にも関与していることが示唆された.動物実験から, ヒトのけいれん重積, 海馬硬化, 側頭葉てんかんの発症を考察した.
収録刊行物
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- 脳と発達
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脳と発達 40 (2), 91-96, 2008
THE JAPANESE SOCIETY OF CHILD NEUROLOGY
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204553548032
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- NII論文ID
- 10024134328
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- NII書誌ID
- AN0020232X
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- ISSN
- 18847668
- 00290831
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可