アイリスのりん葉退色評価によるアイリスモザイク病の簡易検定法

書誌事項

タイトル別名
  • Ouick indexing method iris mosaic virus infected Dutch Iris by evaluation of disca-loration in vaginate leaves

説明

アイリスはウィルスフリー化によってりん葉が紫色化(アントシアニンの集積)することに着目し,逆にその色の退色程度を指標としたウィルス保毒の簡易検定法を検討した。6段階の退色評価基準に従って供試材料を電子顕微鏡によるdip法でウィルス粒子保毒の有無を検定したところ,退色(-)はウィルス粒子を認めず,退色(+)以上でウィルス粒子を認め保毒が確認できた。電子顕微鏡検定で,りん葉以外の供試材料部位ではウイルス粒子を検定できなかったのに対し,同個体のりん葉退色は明らかにウイルス保毒を示唆する退色程度(〓)であって,本検定法が簡便であるばかりでなく精度も高いと考えられたので,本法はアイリスモザイクウイルスの保毒株の検定に実用できる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204559949824
  • NII論文ID
    130003636037
  • DOI
    10.4241/kyubyochu.27.53
  • ISSN
    18840035
    03856410
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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