ヤノネカイガラムシ1令幼虫のミカン幼木内における分散

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説明

ヤノネカイガラムシ1令幼虫のミカン樹内における分散を調査した。<BR>1)1令幼虫は母虫寄生葉と先端枝内の葉へ各々25%分散し,残りの個体は他の枝へほぼ均等に分散した。<BR>2)枝内における分散は,母虫寄生葉より下の枝では中心部から遠い葉になるにしたがって少なくなった。先端の枝内では各葉に均等に分散する傾向を示した。母虫寄生葉より上の中間枝では,両者の中間的な分散の型を示した。<BR>3)雌成虫の分散も母虫寄生葉と先端の枝に多い傾向は変らなかったが,1令幼虫と比べて,先端よりやや下の枝内が多くなり,木の部位によって生存率が異なることを示唆した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204564289280
  • NII論文ID
    130003635813
  • DOI
    10.4241/kyubyochu.24.151
  • ISSN
    18840035
    03856410
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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