果樹苗木のアブラムシ類に対するダイシストン粒剤の効果―主に施用時期及び施用方法の検討―
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説明
ナシ長十郎の2~3年生の幼木にダイシストン粒剤を1本当り50g施用しナシノアブラムシに対する効果を試験した結果,表土施用では施用時期による効果の差が大きく,アブラムシ発生の6ヵ月前,すなわち前年み11月の施用が最も有効であった。また,全層施用は表土施用より速効的でかつ残効性も長く,幼木1本当り50gの施用量では施用時期による効果の差はほとんど認められなった。以上の結果から,すでに植え付けてあるナシの幼木ではダイシストン粒剤をアブラムシの発生する6ヵ月前すなわち前年の秋に表土施用し,また,新しく植え付けるナシとの苗木ではダイシストン粒剤を秋または春植え付けの際に全層施用すれば最も高い効果が期待出来よう。なお,今後,作物,薬量を変えた検討が必要であろう。
収録刊行物
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- 九州病害虫研究会報
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九州病害虫研究会報 14 72-73, 1968
九州病害虫研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204564784128
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- NII論文ID
- 130003635227
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- ISSN
- 18840035
- 03856410
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可