嚥下圧と嚥下内視鏡検査同時記録による嚥下動態解析の試み
書誌事項
- タイトル別名
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- The trial of simultaneous manometric and videoendoscopic examination
- - 声門閉鎖不全症例について-
- : Especially for cases of insufficient vocal fold closure
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説明
嚥下内視鏡検査は嚥下機能を評価するにあたり、さまざまな利点を有している。しかしながら、その手技は一つの重大な欠点を有する。われわれは嚥下した瞬間は映像を見ることができない。いわゆるホワイトアウトといわれるまっ白い映像しか見えない。そこでわれわれはホワイトアウトの瞬間の嚥下機能を評価するために同時に嚥下圧を計測してみることとし、一側性声帯麻痺において甲状軟骨形成術前後の嚥下圧について評価した。嚥下圧は術後明らかに改善しているにもかかわらず、同時記録している嚥下内視鏡検査ではホワイトアウトが生じるのみで、何ら変化を認めなかった。嚥下内視鏡検査にはホワイトアウトという大きな欠点があるが、嚥下圧の同時記録により、十分に補えるものと考えられる。
収録刊行物
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- 耳鼻と臨床
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耳鼻と臨床 56 (Suppl.2), S229-S234, 2010
耳鼻と臨床会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204571539968
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- NII論文ID
- 130004555488
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- ISSN
- 21851034
- 04477227
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可