術後の両側声帯に肉芽腫を形成したポリープ様声帯の 1 例
書誌事項
- タイトル別名
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- A case of Reinke's edema that formed large areas of granulation in the bilateral vocal folds after microsurgery
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説明
73 歳、女性。ポリープ様声帯の術後に両側声帯に肉芽腫を形成し、初回手術より 5 カ月後に再手術に至った症例を経験した。再手術後の経過は上皮化が良好であり、音声は改善し再発を認めていない。肉芽の成因は raw surface が大きかったことや、脳動脈瘤の術後で抗凝固剤 (アスピリン) を内服していたことなど複合的要因が考えられたが決定的な原因は不明であった。ポリープ様声帯の術後に肉芽腫を形成したという報告はされていないが、合併症の一つと思われ、ポリープ様声帯の手術時には速やかな上皮化がなされるよう配慮すべきであると考えた。
収録刊行物
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- 耳鼻と臨床
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耳鼻と臨床 56 (5), 201-205, 2010
耳鼻と臨床会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204572397824
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- NII論文ID
- 130004555447
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- ISSN
- 21851034
- 04477227
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可