切開・摘出を要した魚骨異物 2 例

書誌事項

タイトル別名
  • Two patients who required incision/removal of fish bone foreign bodies

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説明

魚骨異物は日常でよく遭遇する疾患で、大部分が視診、内視鏡により確認でき、摘出が可能である。まれに、魚骨が組織内に迷入し、X 線や CT で腔外異物として発見される場合がある。今回われわれは喉頭蓋谷から組織内に迷入した魚骨異物の 1 例と、舌に迷入した魚骨異物の 1 例を経験した。両症例とも、視診、内視鏡で魚骨を確認することはできなかったが、CT により確定診断を行い、全身麻酔下での外切開で魚骨を摘出することができた。魚骨異物誤飲のエピソードがある場合、異物の存在を認めなくても、組織内に迷入している可能性に留意することが必要である。

収録刊行物

  • 耳鼻と臨床

    耳鼻と臨床 61 (5), 177-181, 2015-09-20

    耳鼻と臨床会

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