メニエール病めまい発作予防に対するベタヒスチンメシル酸塩とイソソルビドゼリー併用による有用性について
-
- 田中 久夫
- 厚生連長岡中央綜合病院耳鼻咽喉科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Efficacy of concurrent therapy with betahistine mesilate and isosorbide jerry form for Ménière's diseases and vertigo
この論文をさがす
説明
メニエール病および臨床症状からメニエール病を疑う例に対するめまい発作予防の有用性を明らかにする目的で、ベタヒスチンメシル酸塩 (メリスロン®) 群とベタヒスチン+イソソルビドゼリー (メニレットゼリー® ) 併用群の後ろ向き比較試験を行った。イソソルビドゼリー併用群はベタヒスチン群に比べ、めまい発作時に服用するトラベルミン配合錠の錠数、外来での点滴回数および発作による入院の回数が有意に少なく、めまい発作の軽減効果が優れていた。海外に比べて承認投与量が少ない本邦のベタヒスチンメシル酸塩に、イソソルビドゼリーを患者の症状や服薬コンプライアンスを鑑みながら適宜減量して長期併用投与することは、安全性にも問題がなく、実地臨床におけるめまい発作予防を目的とした治療として有用であることが示された。
収録刊行物
-
- 耳鼻と臨床
-
耳鼻と臨床 58 (5), 203-207, 2012
耳鼻と臨床会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204573102208
-
- NII論文ID
- 130004555563
-
- ISSN
- 21851034
- 04477227
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可