書誌事項
- タイトル別名
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- Comparative Study on Countermeasures for Health Risk through Exposure to Asbestos
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説明
本研究では,アスベスト曝露による健康リスクを低減させるために,建築物の解体などによって発生する飛散アスベストの対策方法を3ケース設定し,各対策実施後の一般環境の大気中アスベスト濃度を予測することによって,各対策の効果を比較検討した.設定した対策方法は,ケース1「対策なし」,ケース2「手ばらしによる解体」,およびケース3「溶融処理による無害化」とした.リスク評価の結果,ケース2が完全に実施された場合,「対策なし」の場合より2割程度のリスクを削減でき,ケース3の場合は3割程度のリスクを削減できる結果となり,リスクの低減目標レベルによっては,目標達成期間を大幅に短縮できる可能性が示された.よって,リスク低減対策として,まずは「手ばらしによる解体」の完全な実施を目指し,それが達成困難な場合には,費用はかかるが「溶融処理」が有効であることが示唆された.
収録刊行物
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- 環境技術
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環境技術 37 (1), 54-60, 2008
環境技術学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204591469824
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- NII論文ID
- 130004543495
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- ISSN
- 18828590
- 03889459
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可