<b>3流体噴射弁を用いた混合燃焼による排ガス低減技術</b>

書誌事項

タイトル別名
  • <b>Exhaust Gas Reduction Technology by the Premixed Combustion using </b><b>Triple Fluid Fuel Injection Value</b>
  • 3流体噴射弁を用いた混合燃焼による排ガス低減技術 : スクラバ処理後に生成する廃水の処理
  • 3 リュウタイ フンシャベン オ モチイタ コンゴウ ネンショウ ニ ヨル ハイガス テイゲン ギジュツ : スクラバ ショリ ゴ ニ セイセイ スル ハイスイ ノ ショリ
  • Exhaust Gas Reduction Technology by the Premixed Combustion using Triple Fluid Fuel Injection Value
  • <b>: </b><b>Treatment of waste water generated after scrubber treatment</b>
  • <b>―スクラバ処理後に生成する廃水の処理―</b>

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抄録

一部の工場や船舶機関において,環境負荷低減技術としてスクラバが用いられている.スクラバは,噴霧水滴との反応で,NOx,SOxを低減できるだけでなく,噴霧水滴との衝突で PMの捕集も可能である.しかしながら,スクラバ処理後は水槽内に排ガス成分を含んだ廃水が伴い,その処理が問題視されている.本研究は,3流体噴射弁を用い,燃料と廃水による混合燃焼により,廃水処理を含めた環境負荷低減技術を開発した.水との混合燃焼は,燃焼温度が下がることにより NOxの低減が見込め,同時に燃焼性が向上しPMの低減も可能である.廃水による混合燃焼は,水道水による混合燃焼と比べるとA重油では約5%,C重油では5-30%NOx濃度が上昇した.PMについては,水道水による混合燃焼では SOFが約 73%,DSが約 80%低減でき,廃水による混合燃焼では,SOFが 68%,DSが 74%低減できた.よって,本研究は,廃水処理と同時に排ガスを削減できた.

収録刊行物

  • 環境技術

    環境技術 42 (12), 747-753, 2013

    環境技術学会

被引用文献 (2)*注記

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