書誌事項
- タイトル別名
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- Quality and Taste of Commercially available Fish Sauce
- シハンギョショウ ノ ヒンシツ チョウサ ナラビニ ミシツ ヒョウカ
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説明
市販魚醤を用い,品質ならびに呈味評価を行った.魚介類と食塩のみで製造する場合は,魚介類自体のタンパク質の自己消化のみで分解するため,長期熟成が必要であり,微生物繁殖抑制のため塩分濃度が高めに設定されていたが,遊離アミノ酸総量やグルタミン酸量も多いという特徴があった.魚介類に食塩と麹を添加する方法では,短期熟成が可能であり,塩分濃度が低く,麹により甘くクセが抑えられた香りという特徴があった.魚種や製法の違いは,アミノ酸量や有機酸量にも反映された.特に,グルタミン酸,アラニン,乳酸量は魚醤のうま味や甘味,酸味の強さとなって現れた.これらの味質は,お吸い物に用いた際に,まろやかさや好ましさに影響しており,魚醤の味質に合わせた最適添加量を求める必要性が示唆された.
収録刊行物
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- 日本海水学会誌
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日本海水学会誌 70 (5), 308-316, 2016
日本海水学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204597268864
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- NII論文ID
- 130006101547
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- NII書誌ID
- AN0018645X
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- ISSN
- 21859213
- 03694550
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- NDL書誌ID
- 027676545
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可