電子線グラフト重合法による製塩用新規イオン交換膜の開発<br>(第3報)高密度ポリエチレン製フィルムへのグリシジルメタクリレートおよびジビニルベンゼンの共グラフト重合
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Novel Ion-Exchange Membranes for Electrodialysis of Seawater Prepared by Electron-Beam-Induced Graft Polymerization<br>(III) Co-Graft Polymerization of Glycidyl Methacrylate and Divinylbenzene onto High-Density Polyethylene Film
- 電子線グラフト重合法による製塩用新規イオン交換膜の開発(第3報)高密度ポリエチレン製フィルムへのグリシジルメタクリレートおよびジビニルベンゼンの共グラフト重合
- デンシセン グラフト ジュウゴウホウ ニ ヨル セイエンヨウ シンキ イオン コウカン マク ノ カイハツ ダイ3ポウ コウミツド ポリエチレンセイ フィルム エ ノ グリシジルメタクリレート オヨビ ジビニルベンゼン ノ キョウ グラフト ジュウゴウ
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説明
膜厚35μmの高密度ポリエチレン(high-density polyethylene:HDPE)製フィルムに,エポキシ基をもつモノマーであるグリシジルメタクリレート(glycidyl methacrylate:GMA)およびジビニルベンゼン(divinylbenzene:DVB)を共グラフト重合した.このとき,モノマーの溶媒としてトルエンを用いた.その後,陰イオンおよび陽イオン交換基として,それぞれトリメチルアンモニウム塩酸塩(trimethylammonium chloride)および亜硫酸ナトリウム(sodium sulfite)をグラフト高分子鎖中のエポキシ基と反応させた.イオン交換容量の増加に伴い,陰イオンおよび陽イオン交換膜の膜抵抗は,それぞれ0.55および 0.34Ωcm2まで減少した.電気透析装置を使って 0.50mol/L NaClを濃縮した.陰イオンおよび陽イオン交換膜ともに膜作製時にDVBのモル分率を1.0mol%としたときに,かん水の塩分濃度が最高値3.7mol/Lを示した.
収録刊行物
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- 日本海水学会誌
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日本海水学会誌 63 (6), 387-394, 2009
日本海水学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204597392256
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- NII論文ID
- 10025446381
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- NII書誌ID
- AN0018645X
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD1MXhsFGjurfE
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- ISSN
- 21859213
- 03694550
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- NDL書誌ID
- 10513811
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可