因子分解法のための射影復元を利用した計測行列の補間法

書誌事項

タイトル別名
  • Measurement Matrix Interpolation Based on Projective Reconstruction for Factorization Method
  • インシ ブンカイホウ ノ タメ ノ シャエイ フクゲン オ リヨウ シタ ケイソク ギョウレツ ノ ホカンホウ

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説明

動画像からの対象物体の3次元形状復元手法の1つにTomasiとKanadeにより提案された因子分解法がある.因子分解法は線形射影モデルに基づいて,カメラの運動と対象物体の形状を同時に復元する手法であり,その解は安定であるという利点を持つ.しかし,動画像の最初のフレームで抽出された特徴点のうち,最後のフレームまで追跡できたものしか復元できないため,対象物体を構成する特徴点の一部しか復元できないという問題点がある.そこで,我々が提案する手法では,追跡に失敗,または途中から出現した特徴点について,それらが隠れて見えないフレームでの投影位置を射影復元と射影行列の算出によって推定する.これにより,対象物体の全周を構成する特徴点の全フレームにおける追跡情報を獲得し,それに対して因子分解法を適用することにより,対象物体の全周形状を一括して復元することを可能にする.合成動画像と実動画像を用いて実験を行い,本手法の有効性を検討する.

収録刊行物

  • 画像電子学会誌

    画像電子学会誌 33 (4B), 576-585, 2004

    一般社団法人 画像電子学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (17)*注記

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