対応点および境界候補の推定に基づくSuperpixelの時間方向安定化

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タイトル別名
  • Temporal Stabilization of Superpixel Based on Estimating the Corresponding Points and the Boundary Candidate
  • 対応点及び境界候補の推定に基づくSuperpixelの時間方向安定化
  • タイオウテン オヨビ キョウカイ コウホ ノ スイテイ ニ モトズク Superpixel ノ ジカン ホウコウ アンテイカ

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抄録

本稿では,グラフベースな手法を用いて時間方向の安定性を考慮したSuperpixel算出手法を提案する.Superpixelとは輝度や色などの性質が相対的に似ている複数のピクセルをまとめた小領域であり,近年,物体認識などの分野において認識精度向上や処理時間短縮のために利用されている.Superpixelを動画像から算出する場合,処理結果が時間方向に安定していることが望ましいと考えられ,また,Superpixel算出結果として得られる領域には,画像の局所的な性質ではなく大域的な性質をとらえていることが望まれる.以上の性質を実現するために,既存の手法をもとに対応点の推定を行うことで,時間方向に安定したSuperpixelを算出する手法を開発し,人工画像を用いた定量評価により,既存の手法と比較して提案手法が最も時間方向に安定していることを確認した.

収録刊行物

  • 画像電子学会誌

    画像電子学会誌 40 (4), 617-630, 2011

    一般社団法人 画像電子学会

参考文献 (22)*注記

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