多視点映像の視差補償予測の検討

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タイトル別名
  • A Study on Disparity Compensated Prediction for Multi-view Video
  • タシテン エイゾウ ノ シサ ホショウ ヨソク ノ ケントウ

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抄録

次世代テレビ方式として複数のカメラ映像から自由視点映像を合成したり,立体映像が 表示できる多視点映像の圧縮符号化方式(MVC)の国際標準化が進行している.そこでは,従来の時間軸方向の動き補償付きフレーム予測が,映像のカメラ間予測にも適用できるが,カメラ配置が既知であれば,より高速•高精度な予測符号化の可能性がある.本稿では,多視点映像においてカメラ配置を既知として,被写体面の向きを仮定して,カメラ映像間に成立する関係を分析し,高速•高精度な時空間予測補償への適用を検討した.予備実験の結果,視差補償には双方向予測と可変ブロックサイズ予測が適することや,カメラ映像間の変形を補償することにより,ブロックの平行移動による補償に加えて更に高精度な予測の可能性があることを確認した.また,予測に用いられた視差ベクトルや参照ブロック形状情報間の関係を導き,予測パラメータの高能率圧縮の可能性を検討した.

収録刊行物

  • 画像電子学会誌

    画像電子学会誌 35 (5), 488-496, 2006

    一般社団法人 画像電子学会

参考文献 (7)*注記

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