車載ラインセンサカメラを用いた都市景観データ取得システム

  • 片岡 香織
    日本電信電話(株)NTTサイバースペース研究所
  • 小澤 史朗
    現在:NTTコムウェア(株)
  • 高橋 裕子
    日本電信電話(株)NTTサイバースペース研究所
  • 鈴木 章
    日本電信電話(株)NTTサイバースペース研究所
  • 若林 佳織
    日本電信電話(株)NTTサイバースペース研究所
  • 小池 秀樹
    日本電信電話(株)NTTサイバースペース研究所

書誌事項

タイトル別名
  • 3D Building Facade Model Reconstruction Using Panoramic Images Acquired by Line Scan Cameras on a Vehicle
  • シャサイ ライン センサ カメラ オ モチイタ トシ ケイカン データ シュトク システム

この論文をさがす

抄録

広範囲の建物側面の高解像度画像を用いた都市景観データを効率的に取得するために,車両に搭載したラインセンサカメラを用いて画像を取得し,その画像をもとに建物側面の奥行き情報を取得する手法を提案する.本手法では,一般的なエリアセンサカメラよりも一ライン当たりの画素数が多く一スキャンレートが高速なラインセンサカメラを3台車両に搭載し,ロータリーエンコーダーを用いてラインセンサカメラの撮影距離間隔が一定になるように制御することにより,一般車両と同程度の速度で走行しながら高解像度パノラマ画像を取得する.ロータリーエンコーダーとは,軸の回転変位量に応じてパルスを出力するものであり,これをタイヤに取り付けることにより,車両の移動距離を精密に計測することを可能にした.この画像取得システムにより取得した高解像度パノラマ画像を用いてステレオ視を行う.著者らは,実際に試作した車両を市街地の中を約40km/hで走行させて,4mm/lineの高解像度画像を取得し,更に算出した建物側面の奥行き情報をもとに建物側面モデルを復元できることを確認した.

収録刊行物

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ