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- 板橋 秀一
- 九州大学大学院総合理工学府
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- 鵜野 伊津志
- 九州大学応用力学研究所
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- Kim Soontae
- 亞洲大学工学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Application of HDDM sensitivity analysis technique for the source-receptor analysis over East Asia
- カンド カイセキ シュホウ HDDM ノ ヒガシアジアスケール ノ ソース ・ リセプター カイセキ エ ノ オウヨウ
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抄録
東アジア域の急速な発展に伴う大気環境の変動への理解を進めるには、ソース・リセプター解析をもとに大気汚染物質排出量の大気質への影響を評価することが不可欠である。本研究では、光化学オゾン(O3)のように非線形の化学反応を伴う化学物質にも適用可能な感度解析手法Higher-order Decoupled Direct Method(HDDM)を東アジア域のソース・リセプター解析に初めて適用し、2007年春季の広域越境大気汚染の事例に応用した。従来、排出量変化に対する化学成分濃度の応答を評価するには、排出量を様々に変化させてその応答を見るBrute Force Method(BFM)が主流であったが、HDDMでは1回のモデル計算で排出量変化に対する化学成分濃度の非線形的な応答も含めて求められる。HDDMによる感度解析の結果に基づきO3感度レジームを判定し、越境大気汚染時にはNOX sensitive領域にあったことがわかった。また、排出量変化に対する化学成分濃度の応答を評価するparametric scalingを用いて各感度レジームでO3等値線図を作成し、近年の東アジア域のNOX排出量の増大が越境大気汚染時のO3濃度上昇の要因となったことを示した。さらに、zero-out contribution(ZOC)を用いて非線形性も考慮した発生源寄与を解析し、越境大気汚染時には高濃度O3の30 %程度が中国の人為起源大気汚染物質由来として説明でき、特に中国華北平原(central eastern China; CEC)がその5割以上を占めていることを明らかとした。本研究を通じて、HDDMが東アジアスケールの大気環境研究手法として十分に適用できることを示した。
収録刊行物
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- 大気環境学会誌
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大気環境学会誌 47 (5), 205-216, 2012
公益社団法人 大気環境学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204617341312
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- NII論文ID
- 130004554429
- 10030879717
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- NII書誌ID
- AN10512108
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC38XhsFSjsbnP
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- ISSN
- 21854335
- 13414178
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- NDL書誌ID
- 023962114
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可