図学教育において教えるべき図法幾何学的発想法とは

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説明

図法幾何学的解析手法は、コンパスと三角定規を使用したものに特化されてきた。ツールがコンピュータ上のアプリケーションへ移行するとともに、それが時代遅れになるのは当たり前といえる。しかし、人間は目に映る投影画像を介して三次元空間を理解せざる得ないという事実は、ツールが変わっても変わらない。図法幾何学的解析手法が時代遅れとなろうとも、図法幾何学的な発想自体が全く不要になるとは考え辛い。たとえば、3D-CGではうまく直接的に解決できない問題も多く存在する。そもそも図学教育の目的はコンパスと三角定規による解析手法を教えることではなく、図法幾何学的発想法を教えることではなかろうか。本報告では、ツールに捕らわれることのない, 図法幾何学的発想法とはそもそも何か、ということについて考える.

収録刊行物

  • 図学研究

    図学研究 41 (Supplement2), 123-124, 2007

    JAPAN SOCIETY FOR GRAPHIC SCIENCE

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204636173440
  • NII論文ID
    130001818910
  • DOI
    10.5989/jsgs.41.supplement2_123
  • ISSN
    18846106
    03875512
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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