立体作図のためのCAD応用の試み

DOI

抄録

本論では, 立体図形描写当の実技経験の少ない学生に対して, 短期大学の限られたカリキュラムの中で, いかに豊かな立体造形的発想, 造形表現能力を養う教育を行うことができるかという課題に対して, 支援ツールとして3DCADを用いた試みを紹介するものである.<BR>筆者の勤務した岐阜市立女子短期大学生活デザイン学科は, アパレルデザイン専攻, インテリアデザイン専攻の2専攻制であるが, 教育課程における専門分野はこれらに加えて基礎造形分野がある.両専攻の学生は, 基礎造形分野の教育を通してそれぞれの専攻分野において発想を広げていくことのできる発展性, 汎用性, 多様性, をもちうるかが鍵となる.そのために基礎造形分野における教育では, アパレルデザイン, インテリアデザインに関わる専門教育以上に限られた時間で, それらの領域の充分な基礎となる教育が求められるため, 効率や密度が求められる.そこで, 特に立体描画において有効と考えられる内容について3DCADを用いる試みを提案し, 今後の効率的な授業進行を図るものである.

収録刊行物

  • 図学研究

    図学研究 38 (Supplement1), 181-184, 2004

    JAPAN SOCIETY FOR GRAPHIC SCIENCE

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204636431104
  • NII論文ID
    130001819234
  • DOI
    10.5989/jsgs.38.supplement1_181
  • ISSN
    18846106
    03875512
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ