ドキシル<SUP>®</SUP>の開発経緯

  • 高原 富弘
    ヤンセンファーマ株式会社・サイエンティフィックアフェアーズ本部
  • 向井 陽美
    ヤンセンファーマ株式会社・サイエンティフィックアフェアーズ本部

書誌事項

タイトル別名
  • History of the development of DOXIL<SUP>®</SUP>
  • ドキシルの開発経緯
  • ドキシル ノ カイハツ ケイイ
  • History of the development of DOXIL^|^reg;

この論文をさがす

説明

細胞障害性薬剤に代表される抗がん剤のDDS研究において、最も有望なアプローチの1つに、従来の抗がん剤に対し製剤的な工夫を施すことで、理想的な薬物動態学的特性へと変化させる方法がある。塩酸ドキソルビシンをリポソームカプセルに封入し、メトキシポリエチレングリコールでコーティングした製剤であるドキシル®は、長時間の血液循環及び腫瘍組織への移行を促進することにより、塩酸ドキソルビシンの毒性プロファイルを改善した。本稿では、ドキシル®の開発経緯並びに再発卵巣癌における臨床データを中心に言及する。

収録刊行物

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (10)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ