企業の技術戦略策定に向けた技術の棚卸しと評価の1アプローチ : 未来志向と特許分析を通じた定量性を重視して

  • 木村 壽男
    株式会社日本能率協会コンサルティング:青山学院大学大学院理工学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • One Approach of Technology Stocktaking and Evaluation for Corporate Technology Strategies : Emphasizing future intentions and quantification through patent analysis
  • キギョウ ノ ギジュツ センリャク サクテイ ニ ムケタ ギジュツ ノ タナオロシ ト ヒョウカ ノ 1 アプローチ : ミライ シコウ ト トッキョ ブンセキ オ ツウジタ テイリョウセイ オ ジュウシ シテ

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抄録

真の技術経営を実践するためには効果的な技術戦略が不可欠となる。そしてその技術戦略の策定のためには,必要な技術を棚卸しして評価することがその第一歩となる。しかしながら,この技術の棚卸し・評価は「見える範囲,わかる範囲,できる範囲」という言葉に象徴されるように,意識は内部志向で行動は部分的アプローチにという不完全なものであった。そのため,本報では未来志向の技術戦略の策定に向けた,あるべき技術の棚卸し・評価の基本的な考え方と推進プロセスの概要について提言する。論者が考えるその要点は,1)未来に立った有望技術の棚卸し(抽出),2)特許分析を通じた定量的な技術評価の加味,3)未来コア技術等の戦略技術の仮説づくり,の3つである。

収録刊行物

  • 研究 技術 計画

    研究 技術 計画 26 (1_2), 52-61, 2012

    研究・イノベーション学会

参考文献 (8)*注記

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