足関節へのテーピングが歩行立脚期の下肢関節へ与える影響

  • 深谷 隆史
    つくば国際大学 医療保健学部理学療法学科
  • 永井 智
    つくば国際大学 医療保健学部理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Ankle Taping on Lower Extremities in Stance Phase of Walking
  • ソクカンセツ エ ノ テーピング ガ ホコウ リッキャクキ ノ カシ カンセツ エ アタエル エイキョウ

この論文をさがす

抄録

〔目的〕本研究は歩行立脚期における足関節に対するテーピングの効果及び近位関節への力学的影響について検証することを目的とした。〔対象〕過去に下肢関節疾患の既往歴を有しない健常男子大学生10名。〔方法〕裸足とテーピング施行の2条件下で歩行を行い,動作解析装置及び床反力計を用いてデータを収集し,立脚期における運動学的及び運動力学的データを算出した。〔結果〕テーピング施行により足関節の可動域は低値を示し,立脚初期と中期において,床反力と関節力が低値を示した。また,関節トルクでは,テーピング施行により接地点において股関節伸展トルクが有意に大きな値を示した。〔結論〕足関節のテーピングは歩行立脚期において,接地期から立脚初期における前後方向への力学的負荷に対する足部の制動効果と立脚初期における身体の前方への制御としての役割があることが考えられた。<br>

収録刊行物

参考文献 (41)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ