若年健常者の日常生活における身体活動量の評価  -IPAQ日本語版の信頼性・妥当性の3軸加速度計を用いた検討-

  • 北村 菜月
    秋田大学 医学部保健学科理学療法学専攻 千葉中央メディカルセンター リハビリテーション課
  • 佐藤 拓
    秋田大学 医学部保健学科理学療法学専攻 城東整形外科 理学療法科
  • 川越 厚良
    ひがし稲庭クリニック 理学療法科
  • 佐竹 將宏
    秋田大学 医学部保健学科理学療法学専攻
  • 塩谷 隆信
    秋田大学 医学部保健学科理学療法学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of Physical Activity in the Daily Life of Healthy Young Subjects with Special Reference to the Reliability and Validity of IPAQ as Evaluated by a Triaxial Accelerometer
  • ジャクネンケンジョウシャ ノ ニチジョウ セイカツ ニ オケル シンタイ カツドウリョウ ノ ヒョウカ IPAQ ニホンゴバン ノ シンライセイ ダトウセイ ノ 3ジク カソクドケイ オ モチイタ ケントウ
  • ─IPAQ日本語版の信頼性・妥当性の3軸加速度計を用いた検討─

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説明

〔目的〕身体活動量の評価票であるIPAQ日本語版の信頼性・妥当性について,最近開発された生活活動量計(A-MES;3軸加速度計)を用いて検討することを目的とした。〔対象および方法〕信頼性の検討では健常学生56名を対象とした。IPAQ日本語版に1週間の期間を空けて2回回答し,各質問項目において級内相関係数を算出した。妥当性の検討では健常学生16名を対象とし,A-MESにより身体活動量を1週間測定し,最終日にIPAQ日本語版に回答した。A-MESの評価結果とIPAQ日本語版の質問項目とに共通する項目に関して,Pearsonの積率相関係数を算出した。〔結果〕信頼性について,IPAQ日本語版の全ての質問項目で級内相関係数は0.75を上回った。妥当性について,「休日における総坐位・臥位時間」において有意な相関係数が得られた。〔結語〕IPAQ日本語版は信頼性の高い質問票であること,休日の坐位,臥位といった身体活動の評価においてIPAQ日本語版は妥当性が認められることが示された。しかし,対象によっては記憶の影響を受けやすく,IPAQ日本語版の正確な身体活動量の評価に対する限界が示唆された。<br>

収録刊行物

被引用文献 (11)*注記

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参考文献 (17)*注記

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