急性期病院における理学療法対象者の血圧脈波検査装置を用いた動脈硬化の調査とその活用

  • 山野 薫
    大分県立病院 リハビリテーション科 国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科保健医療学専攻理学療法学分野
  • 大平 高正
    大分県立病院 リハビリテーション科
  • 薬師寺 里江
    大分県立病院 リハビリテーション科
  • 都甲 純
    大分県立病院 リハビリテーション科
  • 井上 博文
    大分県立病院 リハビリテーション科
  • 秋山 純和
    国際医療福祉大学 保健医療学部理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of Arteriosclerosis with a Noninvasive Cardiovascular Device in Physical Therapy Subjects
  • キュウセイキ ビョウイン ニ オケル リガク リョウホウ タイショウシャ ノ ケツアツ ミャクハ ケンサ ソウチ オ モチイタ ドウミャク コウカ ノ チョウサ ト ソノ カツヨウ

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抄録

骨関節,脳血管,循環器などの各疾患で理学療法依頼のあった47人を対象に,血圧脈波検査装置を用い,Cardio Ankle Vascular Index(CAVI)を測定し検討した。CAVIは,四肢の動脈硬化傾向を示すものであり,高血圧,狭心症,糖尿病の3疾患のうち,2つ以上の疾患に罹患している群とそれ以外の群で有意差を認め,狭心症既往の有無でも有意差を認めた。このことは,重篤な末梢循環障害や冠動脈疾患へ発展する可能性を示しており,運動療法を実施する上で注意が必要なことを意味している。運動療法前に血圧脈波検査を施行することは,運動負荷における有益な一情報と考えられた。<br>

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参考文献 (18)*注記

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