健常成人における座位リーチ距離の見積もりに対する目標物の有無の影響

  • 平井 達也
    医療法人田中会西尾病院 リハビリテーション科

書誌事項

タイトル別名
  • The Effects of Target Existence on Estimating Reachability in the Sitting Position in Healthy Young Adults
  • ケンジョウ セイジン ニ オケル ザイ リーチ キョリ ノ ミツモリ ニ タイスル モクヒョウブツ ノ ウム ノ エイキョウ

この論文をさがす

抄録

〔目的〕目標物の有無が座位でのリーチ距離の見積もりに与える影響を調べた。〔対象〕対象は健常若年成人25名(平均年齢23.2±3.6歳)であった。〔方法〕目標物あり条件と目標物なし条件でリーチ距離の見積もりを測定し,実際のリーチ距離と見積もり距離の差(見積もり誤差)とその絶対値(|見積もり誤差|)を算出した。〔結果〕見積もり誤差では目標物あり条件の方がなし条件に比べ有意に大きかったが,|見積もり誤差|では2つの条件に有意差は認められなかった。目標物あり条件では92%の対象者が過大(見積もり値>実測値)に,なし条件においても92%の対象者が過小(見積もり値<実測値)に見積もる傾向にあった。〔結語〕目標物の有無は見積もりに影響を与えることが明らかとなった。<br>

収録刊行物

参考文献 (73)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ